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近赤外可視光変換技術の実験。効率測定と発光を示す。

近赤外から可視光への変換効率におけるブレークスルー

立教大学の研究者が開発した近赤外可視光変換技術は、赤外線を可視光に変換する効率で過去最高を達成しました。
立教大学の三井教授を中心とする研究者たちは、記録的な高効率で近赤外光を可視光へ変換する技術を開発し、光科学において大きな節目を達成しました。研究チームは、このプロセスを促進する増感剤として、ゴールドクラスター超原子、具体的にはゴールド量子ニードルを用いました。
その技術性能は驚異的です。八百八ナノメートルで励起した場合、このシステムは二十一・四パーセントの変換効率を達成しました。九百三十六ナノメートルでは、十五パーセントという高い効率を維持しました。ゴールド量子ニードルは、可視光スペクトルには透明でありながら、近赤外光を強く吸収するという独自の特性を持っています。そのため、励起エネルギーを最小限の損失で発光体へ伝達できます。
高強度レーザーを必要とした従来技術とは異なり、この新しい方法は、太陽光を模した光のような弱い多色光の下でも効果的に機能します。この画期的な成果は、エネルギー分野に大きな意味を持ちます。この技術をペロブスカイト構造などの次世代太陽電池と組み合わせることで、通常は無駄になっている太陽スペクトルの赤外線部分を取り込み活用でき、全体のエネルギー変換効率を大幅に向上させることができます。